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【エバマガ2021-12/20回】宇宙飛行士を本気で目指すきみへ④~医学検査に向けて&タイムマネジメント

【追記】2023.1.21 エバマガ2021として体裁を整えるレベルの再編集をしました。

今回は「月について知ろう」を一回お休みして、宇宙飛行士挑戦エバマガアンケートで要望のあった2つの質問『医学検査に向けて』『タイムマネジメント』について答えていきたいと思います。応募が始まるまで4~6か月ほどでしょうか、引き続き力を蓄えていくのにお役立てください。思い立ったら即行動!(←ぼくの行動規範です)

医学系身体検査に向けて

宇宙飛行士の健康管理は厳しくかつきめ細かく行われています。
宇宙は、無重力状態、強い放射線、隔離閉鎖環境での長期滞在など、人間にとって非常に厳しい環境であるため、パイロット以上に健康であることが求められるからです。

宇宙飛行士は、その宇宙に長期滞在できるほどの超健康状態を長い間維持しなければなりません。
仮に35歳で選抜されたら、60歳までの25年間は現役で宇宙に行ける状態であって欲しいわけです。そのため、医学検査においても10年後20年後でも健康で居続けられる可能性の高い人を選びたい、逆に言うと10年後20年後に健康に問題を抱えるリスクが高い人は、リスク要因があると判断されてしまうわけです。健康上のAという項目でリスク有と判断されると、評価として減点という処理され方だと考えると良いでしょう。
2親等までのガンなど遺伝性のある病気歴も調べられました。これについては、本人がコントロールできることではないので辛いところですが、ぼくの場合、半分ガン家系(父方祖父、母方祖母がガンで亡くなっています)で申告しましたが、それで引っかかることはありませんでした。

医学検査においては将来も含めて超健康体であることを目指すべきです。
そういうベストな状態で医学検査を迎えられるよう備えましょう。
割と多くの受験者は、お酒を控える・食生活に気を付けるといった、健康に気を付ける生活を送っていました。
ぼくは、ひとり暮らしで全く料理しなかった(家にコンロすらなかった笑)のと、ラーメン好きなので食生活には気を付け、サプリメントでビタミンを補い、外から帰ったらうがいと鼻うがいを徹底して健康管理をしていました。比較的風邪をひきやいのですが、気が張っていたこともあってか、おかげさまで受験の年は全く体調を崩すことはありませんでした。

では、具体的に2次試験の医学検査項目を見ていきましょう。

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