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【エバマガ2021-1/20回】宇宙飛行士を本気で目指すきみへ① ~宇宙飛行士とは何か?をとらえよう~

【追記】2023.1.21 エバマガ2021として体裁を整えるレベルの再編集をしました。

~宇宙飛行士とは何か?をとらえよう~
夢に描く宇宙飛行士。
きっと想像するのは、宇宙で楽しそうに無重力空間を遊泳する姿、ブルースーツに身を包み、笑顔で手を振るカッコイイ姿ではないでしょうか。
日本を、いや人類を代表し、死と隣り合わせの宇宙へ果敢に挑戦し、失敗が許されないミッションを託される宇宙飛行士。彼らに求められるものは何でしょうか?どういった人が宇宙飛行士として選ばれるのでしょうか?
本気で目指すなら、まずその本質をとらえることから始めましょう!

日本の宇宙飛行士選抜の現状

1983年に始まった日本の宇宙飛行士選抜。
まだ自国だけではロケットも打ち上げられなかった(ブラックボックスでエンジンを買っていました)1980年代前半に、有人宇宙開発に飛び込み、手探りで知見を獲得しながらノウハウを蓄積してきました。その中で、宇宙飛行士選抜についても、回を追うごとに進化を遂げてきました。

日本人宇宙飛行士変遷

直近の2008年第5期宇宙飛行士選抜試験は、JAXA宇宙飛行士選抜試験の完成形だったといえます。
このことは、第5期宇宙飛行士選抜試験において資質審査委員長を務めた長谷川義幸さん※が、NHKの密着取材に対し、こう語っていたことから裏付けられます。

「毛利、向井、土井、若田、野口、そして星出と、この20年間、日本人が宇宙飛行を重ねてきました。さらに『きぼう』を通して、アメリカのNASAやロシア、ヨーロッパ、カナダと、世界の宇宙機関とともに仕事をするようになりました。そうした経験から、どのような日本人が“優れた”宇宙飛行士になれるのかが、やっとわかってきたのです。だから今回は、『答えがわかって』選抜ができる、最初の試験だといえます」
(ドキュメント宇宙飛行士選抜試験(光文社新書)より)

※「きぼう」システム開発に長年従事し、「きぼう」開発・運用の現場責任者として指揮。ISSプロジェクトマネージャ、JAXA理事を務めた。

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