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【新AIM-29】今月のニュース/できごと/チームスキル番外編

2025年が明けました!未来だと思っていた宇宙兄弟の始まる設定年(さらに平方数45x45)がやってきました!にわかには信じられません。2020~24どこ行った?という感じがしています。そのくらい年が経つのが早い!
定例会では、24年の振り返りと25年抱負を発表し合いました。そこから知る「そんなことあったの!?」とか「25年エキサイティングじゃん!」という会話は中々に楽しいものでしたよ。まだ出たことない方もいつでもどのタイミングからでもウェルカムです。2025年心機一転突撃してみてください。お待ちしてますよ!


今月のニュース

HTV-X1号機サービスモジュールお披露目!

お待たせしました!2020年に「こうのとり」9号機ミッションをもって退役した日本の補給船ですが、バージョンアップして帰ってきました!

HTV-Xでは2モジュールと構成をシンプルにし、ランデブバスであるサービスモジュールと、補給モジュールとに分けることで、構成の独立性により組み換えることで発展形態にしやすくしています。

2025年に打ち上げ予定です。同じく長期滞在ミッションを予定している大西飛行士や油井飛行士との連携が実現できると最高ですね。

New Glenn初号機打ち上げ成功

米Blue Originは、日本時間1月16日にアルテミス計画にもバンバン使っていく大型ロケット「New Glenn」初号機の打ち上げに成功しました。自社で開発したBE-4エンジン(ULA社の大型Vulcan Centaurロケットで先行してフライト済み)を7基搭載した超大型ロケットを初号機から成功させました。
1段の洋上回収にもトライしましたが、こちらは失敗に終わったようです。が、総じて大成功と言えるでしょう。
Space Xの独壇場に一矢報いることができるか?今後のスピード感に注目です。

i-space Mission-2打ち上げ

日本時間1月15日、米Space X社のファルコン9により、相乗り衛星とともに打ち上げられ、分離・軌道投入に成功しました。安定飛行に入ったようです。ΔV(燃料)を節約できる月フライバイを活用した遷移軌道を目指します。
4か月半後のリベンジ期待しています!

ISROドッキング実験成功

ISROが軌道上ドッキング実験を成功させました。
2024年12月30日に打ち上げ、2衛星を分離し、ランデブさせドッキングするという、日本では1997年に実施したETS-VII (「おりひめ」「ひこぼし」)による軌道上ドッキング実験と類似した実験を行いました。Xによるリリースを追っていると、ランデブにしてもドッキングにしてもそれなりに苦労したようです。(発信が少なく詳細不明)

インドは、何でも自分たちで開発することを最優先にします。自国開発の技術をしっかりと積み上げ、有人宇宙船飛行や宇宙ステーションへと発展させていく計画を着実に行っています。同時に月探査ミッションも行っていますので、日本としてはかなりの危機感をもって注目しなければならない状況です。
中国・インドの躍進を直視し、日本もつまみ食い式のスロー開発体制を本気で改めなければ、アジアでも生き残っていけないでしょう。

Starship Flight 7

日本時間1月17日、Starshipの7回目の打ち上げが行われました。
11月のFlight 6では、Booster Catchが、Tower側のヘルスチェックに引っ掛かりCatch NOGOとなったのですが、初トライのFlight 5に続き、Flight 7では見事にMechazillaによるCatch成功でした。
一方で、Starshipの方は途中でRUD (rapid unscheduled disassembly)して、デブリが降り注ぐ映像が地上や飛行機から撮られました。
原因追及は進めていくと言いつつ、イーロンは、もう次のフライト準備を進めているとツイートしていました。絶対立ち止まらないですね。スゴイ。

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