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宇宙飛行士編 第2章 宇宙飛行士選抜のしくみ

今月からは『第2章 宇宙飛行士選抜のしくみ』に入ります!
まずは2021~23年に行われた最新の第6期宇宙飛行士選抜を振り返ってみましょう。
JAXAは、今後5年程度おきに宇宙飛行士選抜をしていくことを発表しています。これから計画的・持続的に行われていく宇宙飛行士選抜のひな型となるであろう第6期宇宙飛行士選抜をしっかりと振り返っておくことは、今後宇宙飛行士を目指す方にとっては必須でしょう!
まず最初に、宇宙飛行士選抜というものの全貌を俯瞰的に捉えましょう。

▼前回に比べて能動的に情報公開量を増やしたJAXA宇宙飛行士選抜の特設サイトはこちら


13年ぶり宇宙飛行士選抜実施の発表!

忘れもしない2020年10月23日。文部科学大臣と若田飛行士が2021年秋頃からの新規宇宙飛行士募集の発表を行いました。ぼくが『宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶』の最終原稿を書き終えたわずか2日後のことでした。

1年も前に選抜予告がされたことはこれまでありませんでした。
宇宙飛行士を夢見る多くの人たちが万全の態勢で受験に臨めるよう配慮されたことは、受験者にとってもメリットが大きかったと思います。

実質14年もの長い間が空くことになった宇宙飛行士選抜。これからは5年程度おきに定期的に行う計画であることも発表されています。
新たに始まる月探査時代に向けて行われる新生第6期宇宙飛行士選抜は、以下のとおり5段階を1年かけて選考が行われることになります。

宇宙飛行士選抜選考ステップ (c)JAXA

史上最多の応募総数

2022年4月5日、宇宙飛行士選抜応募状況が以下のとおりと発表されました。史上最多です。前回第5期の4倍超でした。

             応募総数:4,127名
(参考)
・応募総数は過去最高(これまで最高だった前回の963名と比べ約4.3倍)
・男性3,204名(77.6%)、女性919名(22.3%)、他を選択された方4名(0.1%)

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