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宇宙飛行士を本気で目指すきみへ②~夢を目指す思考法 プランBと一石二鳥~

Takashi UCHIYAMA/内山崇
~夢を目指す思考法 プランBと一石二鳥~
日本で職業宇宙飛行士を目指すのは、確率的にいうと、絶望的に難しいと言わざるを得ません。
ISSの実験施設「きぼう」、ISS安全要求を満足する無人宇宙船「こうのとり」を開発してきた日本ですが、いかんせん自国の有人ロケットを持っていません。人の宇宙へのアクセスを他国に頼る日本では、最低限の職業宇宙飛行士しか保有できないというのが実情です。このことは、ヨーロッパ(ESA)やカナダ(CSA)などの有人宇宙開発有力国も同じ状況です。
そのため、意識高く目指す実力者揃いの志願者の中から、1/1000程度の選抜を潜り抜けなければなりません。タイミングや運という要素も入ってきます。この博打に近い夢を、精神的にも健全に目指す思考法について、ぼくの経験も踏まえ掘り下げて考えたことをお伝えします。

狭すぎる門

ぼくは、宇宙飛行士を夢見るものならば、宇宙飛行士選抜試験に絶対挑戦すべきだと思っています。
そのような大きな目標に向かって努力を重ねることは、結果がどうであれ自分を大きく成長させてくれるからです。

さて、ここで2008年以降の各国の宇宙飛行士の倍率をみてみましょう。
◆ NASA  1525倍(2015), 790倍(2011), 390倍(2008)
◆ CSA(加) 1886倍(2016), 2675倍(2008)
◆ ESA(欧) 1402倍(2008)
◆ JAXA  321倍(2008)               ( )は選抜開始年

NASAの倍率の動きが大きいのには背景があります。2008年は、スペースシャトルの退役が既に決まっており、スペースシャトルに搭乗することは叶わない、そして、しばらくはロシアのソユーズに頼らないと宇宙へアクセスできなくなることが分かっていました。NASAから大量に宇宙飛行士が去ったのもこの辺りの時期になります。一方、2015年には、米国民間企業による有人宇宙船開発が進み、月ステーションへの宇宙船、そして火星有人探査まで見据えた計画が掲げられていました。この7年というタイミングの差で、倍率にして約4倍もの開きがありました。

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