はじめに

本気で目指す人に、今の段階で共有しておきたいと思って書きました。目指す上での方向性に影響すると思うからです。

諏訪さん、米田さんの会見から考察したセレクトインに必須となる３つの要素を抽出しました。まだ会見における対応を見ただけですが、まさに重要だと思っていたことを、しっかりと理解して体現しているな、とある種の納得感を持ちました。それをお伝えしようと思います。

会見はこちらです。

さて、今回の会見においても、JAXAから5年程度おきに実施することが約束されましたね。
現場にいて現場の状況を知るぼくからすると、意外な嬉しさでいっぱいです。これは日本の有人宇宙開発をしっかりと維持し発展させていく、さらにその意義を認め、継続していくことが認められた証と受け取りました。

ということは、みなさん！
次は4年後ですよ。応募開始までは4年もないでしょう。
本気でJAXAの宇宙飛行士を目指すのであれば、今から自分に3年計画を課しましょう。
JAXA史上もっとも難関だった選抜をくぐり抜けた2人、しかも最年長、最年少と両端のすごく良いサンプルを示してくれた形です。良い指標になるでしょう。

40歳台と20歳台の宇宙飛行士候補者に求められる資質は明らかに違います。
JAXAは受験者を同じ土俵で見ていません。年齢による完成度、経験値、伸びしろを総合的に評価しています。

おそらく今回は、JAXAが宇宙飛行士候補者として選んでも良い基準をクリアした方はもっと多かったでしょう。つまり、この後JAXAがその人を預かれば、将来宇宙飛行士になって活躍できるとJAXAが太鼓判を押せる人材が、2人だけではなくもっと多かったでしょう、ということです。最後の１０人は誰であっても基準をクリアしていたかもしれません。
逆に言うと、最後にセレクトインされるためのさらなるストロングポイントが必要ということになります。そしてそれは一朝一夕で成せるものではありません。
今からしっかり意識して取り組んでいきましょう！